シラミを1日~3日程度で完全に駆除できる!
【一般的な流れ】シラミを発見したら
- 頭髪の虫がアタマジラミかどうか確認する
- シラミ専用梳き櫛を通販で注文(店頭に並んでいないことが多い)
- スミスリンを薬局、ドラッグストアなどで購入
- 発見初日に成虫と幼虫を退治する(スミスリンシャンプーを使う)
- 梳き櫛の到着、すべてのシラミと卵を取り除いて駆除完了!
- 再発がないかときおりチェックする
1.シラミ専用梳き櫛を用意する
シラミ駆除専用に設計された目の細かい梳き櫛なら、小さなシラミの幼虫も卵も一網打尽に取り除けます。すきぐしは昔ながらのものではなく金属製のシラミ専用の製品が必要です。様々な製品が販売されていますがオススメは2点だけです。
② 全米シラミ症協会開発 LiceMeister アタマジラミ用すき櫛
これまで、こちらの梳き櫛を使用してシラミが退治できなかったという経験は一度もありません。どちらも民間調査団体からしっかりと駆除性能が認められている信頼性の高い櫛です。
シラミの繁殖能力がどんなに高くても梳き櫛の駆除効率が勝ります!
2.梳き櫛を使って丁寧にシラミと卵を除去する
丁寧に頭髪全体を梳き下ろすにはコツがあります。シラミは頭の上を動き回るものです。手早く丁寧にシラミを除去するための梳き櫛のコツをお教えします!
早ければその日のうち、頑張れば3日程度で十分にシラミは駆除できます。がんばりましょう!
念のために家族全員の頭髪を梳き櫛でチェックすることを強くオススメします。家族内に気づかない感染者がいてうつし合ってしまうのが最も再発の多いケースです。
スミスリンシャンプーを併用して駆除をより確実に
旧来型のシラミなら、シラミの成虫と幼虫を効果的に退治できるスミスリンシャンプーも便利!使用方法が簡単で動き回る成虫の取り残しに強いことが特徴。合わせて使えば鬼に金棒です。※薬品を使うのは心配という方は使わずにクシだけでもOK!
3.再発・再感染がないか確認する
最初の1日目~3日目まで頑張ってしまえばほとんどシラミは取り切れます。チェックは10日を目安に行いましょう。この10日は産み付けられた卵が孵化する日数です。ここをクリアしてしまえばひとまず安心。駆除終了です。
小さな幼虫も卵も取り残すことのない、専用の梳き櫛はシラミのチェックにも使えます。気になったときに頭髪を梳き、シラミや卵が梳き櫛に付着してこなければOK。
シラミは繁殖能力が強く1日で複数の卵を産み付けるので、意識していれば感染から数日という早期のうちに発見できます。早く気がつけば、少ないうちに駆除を再開できます。
4.再発・再感染を確認した場合
スミスリンシャンプー単体で使用していてシラミが再発した場合は、薬剤の効かない抵抗性のシラミを意識しなくてはいけません。抵抗性シラミにはスミスリンを使用し続けても効果が薄いので、梳き櫛をメインにした駆除に切り替えなくてはいけません。
また、家族内や地域でうつしあっていることも考えられますので、まずは兄弟や家族の頭髪を見直してみましょう。
梳き櫛をお持ちでしたら、その場で駆除を再開します。梳き櫛の使い方に慣れてしまえば最初よりも早くシラミを取り除けるので初期のうちにがんばりましょう。
スミスリンシャンプーを家族分買いなおすとなると、お金がたくさんかかりますが、梳き櫛なら1本あれば家族全員がシラミを退治できるので経済的です!
5.落ちたシラミの処理
梳き櫛でシラミ退治をする場合、寝具や部屋におちたシラミはそれほど気にする必要はありません。通常のお掃除とお洗濯をしていれば、たとえ再び付着しても次回の梳き櫛で簡単に取り去られるからです。
スミスリンを使用している場合は、新しく産み付けられた卵を殺虫できないので寝具(シーツや枕カバー)や物の共用をもう少し慎重に行わないといけない場合もあります。
梳き櫛で駆除されている場合は最低限、頭と頭をくっつけない。帽子やヘアブラシ、タオルなど直接頭に触れる物を共用しない、できればシーツや枕カバーを交換、または掃除機をかけるなどしてください。
ほとんどの方が梳き櫛で梳く以外のことはあまり意識しなくてもシラミをしっかり駆除できています。
可能ならするべき再発防止効果のある事
- 熱を使った殺虫処理を施す。シラミは55度以上の湯に5分浸けてしまえば全て殺虫できます。帽子や衣類で熱処理できるものは行います。スチームアイロンや乾燥機、布団乾燥機の熱も同様に効果的です。
- 熱処理できないものはビニールに入れて分けます。そのまま放置するだけでシラミは飢えて全滅します。人から離れたシラミが生きていられる時間は数時間から最長でも3日です。
- 家族間でヘアブラシなどは自分専用を使うか、熱処理を行ってから共用するようにします。