大人も頭しらみ(アタマジラミ)に注意しなければならない

adultheadlice 子供の間で流行しているアタマジラミは大人にも感染します。

アタマジラミは大人も感染している

 大人のシラミとしてよくイメージされるケジラミとアタマジラミは別種のシラミです。アタマジラミといれば小さな子供たちの間で度々流行を繰り返し、親や幼稚園、小学校を悩ませる煩わしい寄生虫のことです。

 世界共通で子供に多い寄生虫なので、シラミ症にかかるのは子供だけという印象が強いかもしれません。実際、日本でもシラミ症にかかるのは9割が小さな子供たちだと言われています。子供が大人よりシラミにかかりやすいのは、友達と身を寄せて遊ぶことが多いことや、小さな子供が自分自身で十分なヘアケアを行えない、頭髪に注意を払えないことがあげられます。子供の方が大人よりもシラミにかかりやすいというのは本当ですが、感染者と直接接触する機会があれば大人でもシラミは簡単に感染してしまいます。

 特に家庭内の子供が一人シラミに感染していると、両親や祖父母、兄弟姉妹にシラミが感染している例が少なくありません。子供の場合は、幼稚園や小学校などでシラミ検査を受ける場合もあり、世の中に発生の情報が行き渡りますが、大人の場合は基本的にシラミの検査を受けることがあっても自分自信で解決する場合がほとんどです。

 実は最近、小さな子供以外のアタマジラミ感染例が増えているという話もあります。日本ではあまりシラミが話題にされることはあまりありません。アタマジラミは病原体を運ぶ危険な寄生虫ではありませんし、日本ではシラミを解決できずに大規模な集団発生を何年も繰り返すような事態は日本ではほとんど発生していないからです。(小規模な流行は各地で盛んに発生している)

シラミは大人も油断できない

 日常生活でシラミを意識して生活している日本人はほとんどいないのではないでしょうか。日本よりもシラミが一般的な先進国では大人もやはりシラミには敏感です。

 少し前にスマートフォンなどで友人などと肩を寄せ合い自分撮りする「セルフィー」とアタマジラミ感染の関連が海外で話題とされました。ロシアでは行政が自分撮りの自粛を勧告したというニュースもありました。小さな子供ではない10代、20代の女性の間でアタマジラミが急増したからです。

 このことでアタマジラミに感染する恐れがあるのが小さな子供ばかりではないことが裏付けられました。シラミが移るか移らないかは、感染者との接触が関わっていて大人と大人の間でも機会があれば流行してしまうのです。

 日本では子供に次いでシラミ感染のリスクに晒されているのは小さな子供を育てるお母さんです。日本にもシラミがいることを意識しないと、数が増えて酷い痒みを体験してからシラミの感染に気がつくことになります。

シラミは意識の低いところから広まる

 シラミに気がつけば駆除には数日~10日ほどしかかかりません。近頃では駆除剤のスミスリンの効かないシラミが話題にされますが、通常のシラミであれば発見した当日に1度目の処置を行えば他人にシラミを感染させてしまうリスクは激減します。シラミ用の梳き櫛(すきぐし)を用意した家庭でも、最初の処置でシラミをしっかり梳き落とせば感染リスクを大幅に減らすことができるのです。

 一番よくないのはシラミに気がつかず頭髪で数を増やしてしまうこと。そして流行を拡大させてしまうことなのです。