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面倒なシラミの卵を効果的に取る方法

シラミの駆除と対策
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シラミの卵を発見する

 アタマジラミの駆除で手間がかかるのが卵の駆除です。繁殖能力の強いアタマジラミは卵を取り逃すと1週間程度で孵化し、その後1~2週間で成虫になり再び卵を産み始めます。

 シラミの卵は髪の毛の根本付近に産み付けられます。接着剤のように丈夫な物質で髪の毛に産み付けられるため振り払っても落とすことはできません。

 シラミの寄生数が少ない頃に成虫や幼虫をみつけるのは大変ですが、髪を掻き分け注意深く観察すればシラミの卵は比較的簡単に発見することができます。

 卵は遠目ではフケのように見えますが、虫眼鏡などを使って確認するとシラミ卵特有の長円の形状をしていることがわかります。 シラミの卵

 大きさは横0.3mm、縦0.8mほど、およそ0.5mm位とイメージしてください。目の良い方は肉眼でも形状を見ることのできるサイズです。色は白か黄色がかった白色に見えると言われますが。卵の時期や状態により茶色や黒っぽく見えることもあります。

 卵の殻は半透明なので孵化前の中身の入っている卵と抜け殻では色が変わって来ます。。色で判断するよりも髪の先端に向け斜めに産み付けられた形を見比べた方が確かめやすいでしょう。

 また髪に付着した他のゴミと卵が見分けにくいこともありますが、フケやホコリは触れば簡単にとれますが、シラミの卵は強く掴み髪の先へスライドさせなければ簡単には取ることはできません。

シラミの卵の除去方法

 シラミの卵の除去は素手でも行えますが、1つ1つを目視で発見して手作業で取りつくすのには膨大な手間と時間を費やすことになります。

 やや古いシラミの駆除情報を目にすると、シラミの卵が付着した髪の毛を1本1本ハサミで切り取るなどと書かれているものも見受けられますが、根元に産み付けられた生きた全ての卵を取り除くのには効率的とは言えません。

 アタマジラミの駆除のためには成虫・幼虫と同時に生きた卵も一つ残らず取り去る必要があります。アタマジラミの雌1匹が1日に産卵する数は1日に1~5個(多けらば8個)。できるだけスピーディーに効率的な方法で卵を駆除しなくてはなりません。

>> アタマジラミの駆除方法

シラミ専用の梳き櫛(スキグシ)を使った方法

 色々な梳き櫛が販売されていますが、一番駆除力が高いと言えるものは弾力性のある金属の梳き櫛です。可能な限り卵と成虫を逃さない製品を選択しなくてはなりません。シラミの幼虫と成虫が1.0~3.5mmほど、小さな卵の横幅が0.3mmなのでそれよりもクシの間隔の狭いものを選択しなくてはなりません。

 >> 厳選!シラミを確実に除去するための道具

 髪の毛をしっかり挟み込み、1ストロークで逃さずシラミを除去できる梳き櫛があります。優良な梳き櫛に出会えれば、シラミの除去は難しいものではありません。駆除方法はただシラミと卵を梳き落とすだけ。

 製品によっては頭皮や頭髪を傷つけるものもあり注意しなくてはいけません。また、髪質によっては使いにくい製品もあるので、そのあたりも配慮された信頼性の高い製品を選ばなくてはなりません。駆除能力として間違いない製品として2つを紹介します。

ニットフリーコーム シラミ・卵駆除専用櫛
 シラミ専用梳き櫛として世界中で使われている梳き櫛です。駆除性能としては間違いなく髪の毛からシラミと卵を梳き落とすことができます。クシの歯に独特な溝が入っているので、髪質によってやや絡みやすい特徴があります。あらかじめ良く髪を梳いておく、ローションやコンディショナーを髪に塗布しながら梳くなど工夫すると改善されます。

全米シラミ症協会開発 LiceMeister アタマジラミ用すき櫛
 日本の調査団体による試験結果によれば、ニットフリーコームよりも駆除性能を示す数値は優れます。ライスマイスターは全米シラミ症協会が開発しました。 外国人特有のカールした頭髪にも対応するように作られていいるので、太い、クセの強い髪質でもスムーズな駆除が行えます。日本でも保健所など公的機関で採用されている実績のある梳き櫛です。

大手の通販モールでも購入することができますが、到着の早いAmazonを利用するのも良いでしょう。現在どちらの櫛も取り扱っています。

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駆除剤スミスリンシャンプーについて

 スミスリンシャンプーは成虫と幼虫に効き、卵を直接殺虫することができません。卵の孵化を待ち、繰り返し10日間(4回)行うことでシラミの成虫と幼虫を殺虫する駆除方法です。

 スミスリンについたプラスチック製のクシは抜け殻を取り除くには十分ですが、生きた卵を効率よく全て取り除くのには適しているとは言えません。もし付属のクシで梳くだけでシラミの卵が効率よく除去できるのであればスミスリンは必要ありません。駆除方法の考え方がシラミ用梳き櫛とスミスリンでは違います。

 スミスリンが効果的に働けば、塗るだけでシラミを駆除できるので便利なものです。ところが最近のシラミの中に薬の効かないものが広まったことからスミスリン単体による駆除が問題視されるようになりました。

 カナダや北米ではシラミ症例のうち97%~99%を超えるアタマジラミに抵抗性の遺伝子が見つかったと報告されています。日本でも抵抗性シラミが問題になっていますが、国立感染症研究所などの情報によれば海外と比較すればまだ日本の抵抗性シラミの数は少ないとされています。もし薬の効かないシラミに感染されたとしても、梳き櫛を使った駆除を選択することで駆除できますのでご安心ください。

 スミスリンは本来シラミに対してとても効果的な駆除薬です。もし、スミスリンを使用していても成虫がいる、新しい卵が見つかるなど、シラミが退治できていないと感じたら、すぐに梳き櫛による駆除に切り替えてください。

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